♪ 3月11日

大災害から1年経ちました。
大小の差はあるけれど
影響を受けていない人はいない
と言えるくらい大変な日々ですよね。
なくなった方をおもい、
生きている私たちの安全を祈ります。

11日は
黒川浩先生と中沖いくこさんの演奏会へいきました。
震災のお話と黙祷、美しいバッハの曲から始まり
ベートーベン、ラフマニノフ。
祈り、葛藤と希望、人の素晴らしい力を信じる事、勇気を持って生きよう。
というテーマの選曲でした。

最後に先生が「今日このコンサートに来られたことに感謝ですね。」
という事をおっしゃって、
「うん。そうね、その通り。」と静かに強く思いました。

♫ マリア・ジョアン・ピリス コンサート

マリア・ジョアン・ピリスのコンサートを観ました。
横浜、神奈川県立音楽堂 木のホール

オールベートーベンのプログラムでしたが
かわいい。
あんなにキュートなベートーベンを初めて聴きました。

女性の目指す演奏の一つだわ。
素敵。と憧れました。
チャーミングで
きっとものすごくモテる人なんだろうな。
と感じた演奏でした(^^)

拍手を挟んで欲しくない、ストーリーのある演出も面白かったです。
尺八の演奏が曲と曲の間に、すかさず入ったのです。
意外にもベートーベンとものすごく合って自然に聴けましたし、
これがなんだかとても気持ちよかったのです。

ベートーベンに集中していた頭と気持ちを尺八の音で落ち着かせてくれました。
尺八の音で落ち着くって、日本人なのねぇ。と
実感しました。(笑)

とても素敵なコンサートで観られて本当に嬉しかったです。

♫ 四月大歌舞伎

　

数年ぶりに歌舞伎座に行きました。

実は今回初めての1階席。
きゃー。楽しみ！
今まで3階以上のお席でしか観たことなかったんですの。

とても良いお席で観られて大興奮でした。
近い。
舞台が大きい。
三味線や唄、こんなに大きな音なんだ。
衣装や小物の柄まで綺麗に見える。
役者さんの表情が見える…！感激。
あぁ。良い席って意味あるのね。素敵♡

ちょうど役者さんの視線が落ちるお席だったようで、
わ。いま私、吉右衛門さんと目が合ったわ♡
とか、仁左衛門さんが私を見たわ♡かっこいいなあ。と、
その辺の席の人みんなが思うことを、同じように嬉しく思っていました(笑）
残念ながら玉三郎さんとは視線が合いませんでしたが…

この日一番のお目当ての「郭文章　吉田屋」は
仁左衛門さんと玉三郎さんの配役です。
美男美女、色気のあるお二方のこのカップルが私は一番好きです。

玉三郎さんの美しさに圧倒されました。
本当に美しい。
美しさに感動して、涙が出ました。
この演目では、私の大好きな玉三郎さんの女形を見せてくれました。

色気、気品、浮世離れしたお姫様な雰囲気、華やかに身を飾ること、初々しいけなげさ、センスと頭の良さ、美女と自覚した美しい所作。

わーん。まさに私の好み。

ああ。こんな人がお店にいたらそりゃあ通っちゃうよね。
ましてこんな人が恋人だったら、もう嬉しくてしょうがないよね。

女の人の見た目で恋をする男性の気持ちが分かった気がします(笑)
女の人の見た目は、その人すべてを現していますね。
本当に美しい人は、その人を見るだけで幸せな気持ちにさせてくれるんだわ。

歌舞伎座に良く通っていた学生時代
この美しさに憧れて、
女性は花のように美しくいるのがいいなぁ。
これが欲しい。そうなりたいな。と
のどから手が出そうに強く思ったこと、思い出しました。

あれから少しは進歩できたかな？
周りの人をいい気持ちにしてあげられるような
人になれているかしら。。。(^^）

♫ シルク・ドゥ・ソレイユ

シアター東京ZED

先月観に行きました。
素晴らしかった！です。
オープニングでいきなり、あまりの美しさに感動して
涙がどんどん出てきました。

パフォーマンスも音楽も衣装も、会場も素晴らしかったです。
異空間ができていました。

ストラップスという女性２人のダンスの、小柄な方の人の動きが
私の好みストライクでした。
かなり個性的な振り付けなんですが、完璧に
無駄な動きが1歩もなく
キュートにそしてしっとりと踊っていて、
きゃー素晴らしい！と、釘付けでした。

開演前にクラウンのパフォーマンス（お客さんいじり）
があったのですが
とても近くまで来てくれて、ドキドキしました。
残念ながら私ではなく、1つ後ろの席の人が構われてましたが
スポットライトが強烈にまぶしいのも、
ふくらんだ衣装を間近で観られたのも楽しかったです(^^)

♫ 鈴木慶江リサイタル

ミモザの日コンサート2009　紀尾井ホール

ご本人もステージでおっしゃっていましたが
ただ一生懸命歌えば良いんだ、と再認識した。とのこと。
それはとても素晴らしいな。と思います。

慶江さんの一番素敵なところは
華やかな美しさでも、柔らかい歌声でもなくて
その気高い志にあると私は感じています。

この歌が好き。
この曲はなんて素晴らしいんだろう。その魅力を紹介したい。
偉大な作曲家や声楽家たちへのリスペクト。
今の実力で精一杯歌うけど、もっともっと。

という、音楽の神様に跪いて懸命に努力している
その姿勢が美しいし、気品として声に現れていると思います。

彼女のステージを観るといつも、
その気高い志に心を打たれて、感動します。
芸術ってこうだよね。ああ、いいものを観た。
私もがんばろう♡と清々しい気持ちになります。

さて今回、久々に彼女のステージを観ましたら、
あらー、いつの間にこんなにプロの人っぽくなってしまったのかしら☆
声に安定感。強さ。女性らしさも増して、さらに実力がついている。
素晴らしいわ〜。見習わなくっちゃ。と思いました。

綺麗ななお花、華やかな衣装、
ゲストの方たちの演奏も素敵で、楽しいコンサートでした。